真実の闘い
記憶にないことへの質問は困る
彼女はそうこたえた
遠くにあるあの街へいってみる必要がありそうだ
どうやら全てはそこからしか生まれない
部屋を出ると、新しい風が吹いていた
よく晴れた日にもう一度はじめる必要がある
喫茶店にいる日曜だった
白いシャツの女の子を眺めることしかやることはなかった
カップを下げて、あたらしいお茶を入れてくれる腕が細くてとても綺麗だった
新宿から中野に歩き、喫茶店に入り、また新宿まで歩いた
今の街にこのままいるなら
週末は
この過ごし方を繰り返すしかない