2の日
車のナンバーで沢山2の数字をみた。
夢を実現させる男の話を思い出す。
彼は2の数字に囲まれた男だった。
気が付いたらそこで暮らしていた。
西へ旅立ち。
固有の空間の創造主になるために。
まだその空間は生まれていない。
未来の場所、未来の街にある。
さて私は何をなすことができるだろう。
数々の出会いを繰り返し通り抜け、日々思考と触れ、自らもまた細胞を生み、
死と再生を繰り返していく。
行動し続けるか、考え続けるか、感じることを続けるのか。
何を選び、何を捨て、彼の場所へたどり着く。
もう見えなくなった空と部屋に、また挨拶をしに行くその日まで待とう。