時には昔の話を

真っ白な日曜日

通りに人の気配はなく

引き伸ばされた殺気の無い商店街

今とはかけ離れた感情を持ち合わせていた

女の子の名前を呼ぶのが恥ずかしかった

下の名前なんてとんでもない

一人称は様々なヴァリエーションがあった

女の子と遊ぶのが恥ずかしかった

砂場に埋めて守りたい秘密だった

色んな色の一日が待っていた

次の日の朝はまったく別の人になる

教室の前の廊下にカラフルな掲示物があった

その前では、毎朝、僕ら、新しい魂