2017-01-01から1年間の記事一覧

会いたかった少女

いろいろな横顔が目に入り軽やかな気持ち月日の積み重なりというものがなんらかの意味をもつというのならそれならこんな赤いソファに腰掛けた時にそれは訪れるだろう当時は当たり前の風景でまるで進む気のない空気を感じていた今ではなかなか機会をつからな…

わらわなくなった彼女喋らなくなった6月の黒い雲がやってきて雨がながれている美しすぎる白さあんなに穏やかだった季節は暗いやみに閉ざされまた別の面影が現れるある雨の日流れる帰って来たような感覚静かな部屋にまた、わたしとあなた線路沿い踏み切りでた…

おつかれさま

寒くなってくると 動けなくなる コインパーキングの集金のバイトをはじめます 雨が止みました 同居人のかける掃除機の音がうるさいです

図書カード

5月の半ば頃だったと思う 朝だったか昼だったか夜だったか あるセリフが聞こえてきた。 「地球外生命体なんて別に珍しくもないしさ」 頭の中で違和感があったことに気づいたのは別の日の放課後になってからで 別に振り向くこともなかった 図書室の前にいた。…

亡き王女

ぬるくぼんやりとした薄く淡く生暖かい教室の中を思い出だしていた。 キラキラと瞳に撃ち抜かれる日、緑も燃えるようににじんでいた。 「今日という日が終わる前に一緒に食事でもしないかな。」 僕は、彼を食事に誘った。 「東京を出た方がいい。」 「新しい…

私は救われたんだと思う

同意その一 「宇宙人もいるかもしれない」 その日は今までのいつよりもハッキリとした星空だった。 ふたりで土をえぐって、大きな模様を描いた。 主導権は私がもっていて、付き合ってもらったみたいなもんだけど。 日に日に得ていく常識と捨てきれずにいた非…

山登り20日目

緑が囲み 鳥もさえずり 空気が体を通過する 今日も青い 覆いかぶさるような絵具を引き延ばした 心が揺さぶられていた ただ追いかける 心地の良い香りを漂わせる 夢 目の前にいる存在に どんな感情を抱いているのか ごまかしたり、わざと別の場所へ目をそらし…

惑星飛来

星 夜空にまたたくもの 突然、天蓋方面より飛来した惑星 その影響下に入り 頭の中に住み着いた彼女 高校生の夏から秋にかけて、ここにいたおかげで 強い風も光も失った時代に また、自分の足で歩きだす どこか遠い記憶へ

すきまの時間に神をみる

のびのびの時間 人から遠く離れて宇宙と繋がってる 昼間は明るい 窓の外からちょうど良い大きさの音 このように 有意義である 人と人の言葉の世界はあまり気持ちよくないので 黄緑色の葉や青空や夜と昼の間の時を大事に過ごすことにする

芽生えドライブなう

上昇と下降を繰り返しながら 気流をとらえて少しずつ前進していく 花が風になびく季節 回転する動力で移動する空間を認知する この眼差しの向こう側 僕の世界がある 誰かがニュースを読み上げ 耳から入ってくる同時並行の世界がある 名も無く通り過ぎていく…

4月の嘘から目覚める時

窓を叩く音で目が覚めた 真っ暗闇で意識が朦朧としている 何寝てるの! 早くしたくしなさい! ? 深淵なる闇が奥まで広がっている ん?夢、でも、とても可愛い女の子が目の前にいるし、制服を着ているので、 テンションが上がるところだと思うのだが、頭が痛…

赤く燃える景色

12歳 ゆうやみ ひんやりとしてる空 深呼吸 急いで思い出される たびたび呼び起こされる 目の前には、1日の終わりの前 別れの前にみんなのこころは締め付けられたり 光が弱まっていくなか 影が伸びていくなか 風が心をなぞるなか 空が燃えている それがいつも…

ウソまみれの世界はいつまで続くのか

見るに堪えない虚構は見ない 生きることに意識を傾けます 今日も ひだまりが暖かく緑のうごめく空気の震えを感じます

つまらない

ひとりでのんびりとやりたい 神戸、大阪あたりを天気の良い日にふらふら歩きたい いろいろな持ち物を全て捨ててしまいたい

レッド グリーン パープル の影

記憶の中にある景色 子供の私の視界は絵から絵へと移る 時がたち、成人式も終えても、また強烈な視界が眼前に現れる なぜそれらの要素がインプットされたのか どんな意味があることなのか 皆目見当もつかないが 世界は美しく 完全なる自由な面持ちで私は生を…

2の日

車のナンバーで沢山2の数字をみた。 夢を実現させる男の話を思い出す。 彼は2の数字に囲まれた男だった。 気が付いたらそこで暮らしていた。 西へ旅立ち。 固有の空間の創造主になるために。 まだその空間は生まれていない。 未来の場所、未来の街にある。 …

真実の闘い

記憶にないことへの質問は困る 彼女はそうこたえた 遠くにあるあの街へいってみる必要がありそうだ どうやら全てはそこからしか生まれない 部屋を出ると、新しい風が吹いていた よく晴れた日にもう一度はじめる必要がある 喫茶店にいる日曜だった 白いシャツ…