2018-01-01から1年間の記事一覧

日ありの家の中

なんとなくほっとするのが 久さしぶりにおとずれている だるさが延々と続いていた。 12月のなんとなく落ち着いた空気で 家にいる だらだらしながら数年間生きてきた これからもだらだらしながら過ごす決意に満ちている 写真を日記に乗せたりしたらもう少し…

日差しは焼ける10月の20日は、秋晴れの土曜日午前子供たちの踊り新しい世代のインディゴブルー昨夜の俺は、ひとり想い出のなか地下へ階段を下りて奥のステージにポツリいる昼間の蓄音機の弦の音から目が覚めてシンプルな秋がはじまる倍の年になっても秋への…

君といると夜が伸びる

秋の夜長なんていう465日目にてようやく新しい進化の秘宝を手に入れることができたようだテレビかラジオかはたまた演劇の練習の声か部室にいると君がいたあのこは帰ってしまったのか?と聞くとはて?と、首をかしげるだけだったが本を読む動作にいつの間にや…

忘却の彼方

夜まであとわずか傘もいらない1日この日は遠くの場所にあった下校している途中窓から街を眺めているのはこの春に出会ったアイツだった昇り竜のような雲を見上げていた記憶の中の夏は、息苦しく、俺の呼吸を乱し続けてくれたそんな夏はまだまだ生き延びつづけ…

魔法

かき氷と魔法おどる友達の家夏のまつり恋が行き交うハイビスカスにオレンジピールハイビスカスとココナッツカモミールとレモントマトアップルシナモンペパーミントアップルラズベリーどれが、好きですか?紅茶から取り出した甘い恋

時間の凍結解除

時間はとめられないのかなぜか、7月7日が近くなると雲がやってくる観測史上最速で梅雨があけたこともありおれはひそかに期待していただけどやはり雲がやってきて物語の世界のように満点の星くずを観測することは叶わなかった水はすぐそばで息をしている記憶…

憂鬱の憂鬱

窓が1つある退屈が空に浮かんでいる飛行機が流れてるこぐ自転車このペダルの重みしかまだ知らない夜は何ものからも独立した生き物であたたかいなにものにもならないと願った日から数えて遠い星になってしまったわたしはまた、あの日のあの部屋にもどろう

夏めいた記憶

日常を切り取るということはどういうことなのか?それは、記憶とどこが違うのか?車の後部座席にいる。夜の街並みが流れ過ぎて消えていく。「何も見つからなかったぞ。レポートにそう書くぞ。」石動は助手席に乗っている。「あなたは、かの妖精と真摯に向か…

2月と3月をつなぐトンネル

冬の将軍と、春風ちゃんが上空でバトルを展開してる。一進一退。花が咲きはじめる季節の到来。願いは、春風ちゃんのカムバックアゲイン。寒いのはもうこりごりだ。学校の食堂で、1人の男子生徒に食後のデザートをおごってもらっている。といっても、ぶどうと…

決断

いつも、ハーブや野菜を庭で育てている建物がある。その二階に、間借りしている部屋がある。とても、美しい年の頃30くらいの女性が、グリーンの園から挨拶をしてくれる。階段を上がり、部屋に入る。ベットに横になり、喫茶店での話を反芻する。名前は、佐々…

気がつくと私の車以外消えていて、テーブルに1人ポツンとしてる土曜日

これは、この間のつづきであるいつの何のつづきだって?忘れっぽくなっちまったんだなでも、まあきいてくれよ。そのうち思い出すかもしれないしな。いまは男女混合のソフトボールの試合中学校のグラウンドは、別のチームが使っているから、バスにのって、こ…

時には昔の話を

真っ白な日曜日通りに人の気配はなく引き伸ばされた殺気の無い商店街今とはかけ離れた感情を持ち合わせていた女の子の名前を呼ぶのが恥ずかしかった下の名前なんてとんでもない一人称は様々なヴァリエーションがあった女の子と遊ぶのが恥ずかしかった砂場に…

海辺

貝殻あつめなめらかに磨耗したソーダ色のガラス砂浜風が横から吹いている海の記憶を海辺で見上げた10月の空の記憶を真っ暗な夜空に浮かべました恋人のいない街はなんども思い出す海辺のように波に繰り返しおどらされる