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真実の闘い

記憶にないことへの質問は困る

彼女はそうこたえた

遠くにあるあの街へいってみる必要がありそうだ

どうやら全てはそこからしか生まれない

部屋を出ると、新しい風が吹いていた

よく晴れた日にもう一度はじめる必要がある

喫茶店にいる日曜だった

白いシャツの女の子を眺めることしかやることはなかった

カップを下げて、あたらしいお茶を入れてくれる腕が細くてとても綺麗だった

新宿から中野に歩き、喫茶店に入り、また新宿まで歩いた

今の街にこのままいるなら

週末は

この過ごし方を繰り返すしかない

つまらないしきたりはくたばれ

Rの館は、窮屈なしきたりに支配されていた

クリスマスに良いイメージはない

趣味の悪い装飾が並ぶだけだ

そのガレージは壁がぶち抜かれて、キャンプと呼ばれていた

寿司を作りながらのパーティなど開かれているらしい

キャンプに住み着いてもいい

世界は生まれ変わる

洞穴に隠れていても変化は訪れる

青空に柿の木があり、山がそびえている

これが一番

ぶり大根、里芋の煮っころがし、レンコンのきんぴらを作ってみた。

生姜を入れたスープも作ってみたが強烈。

日曜日と喫茶店のカレー

久しぶりに友人と待ち合わせ

歩こうということで、赤羽駅から歩きだす

十条、王子、田畑、上野、秋葉原

途中、歩道橋の隣ある喫茶店に。

将棋を指しながら食べたカツカレーが美味い

この辺りは、丘である

登りきったところに白い空が開けていた

最後に寄ったカフェでようやく将棋で勝つことができた

3回挑んでやっとであった

さすが寝る前に詰将棋を頭に描きながら布団に入る男は健在である

とにかく歩きたいそうだが

こちらは足が痛くなり、明日靴を変えて労ろうと思った秋の日であった

街も大事だが、人のパーソナリティも大事であると分かった1日であった

これからの生きる指針となりうるか?

冷たいほうじ茶

畳の部屋にて、寝転がる

今日はなかなかの移動距離

というか行ったり来たり

上尾から伊那、坂戸、鶴ヶ島東松山嵐山町、また伊那、坂戸に戻り、いまは、温泉の休憩所にいる

12月へそして年越しへ

落ち着いた空気を味わうのが好きだ

新年になると、街はなんかギラギラしているというか、新しい輝きに満ちているが、

12月は、のんびりしている生き物のようで好きだ

もう少しゆっくりこの季節を味わうことが大切だと思う

色づいた木々や、落ち葉の姿

夜の闇の深さをはっきりと刻みつけておこう

日曜の深夜

ラジオを聴くともなく

寿司の事を話している

アメリカの夜を画面越しに眺める

昼間の居間

スイッチが1つ入れ替わっている

実感はないようで

どこかで感じている

この世の全ては嘘だった

本物を取り戻す冒険をしている

林原めぐみはまだしゃべりつづけている

歯の話

同居人の声はどこか自分をイラつかせて

我慢できない

興味のもてない内容をとても長い時間聞かされてウンザリしているようだ

見知らぬ土地へ

コンクリートに覆われた街に住み

8月の夕暮れにうばわれた自分を

取り戻すことができるのか

夜が来る前の

本屋やコーヒー屋で聴くレコードのように

自由に弾みながら飛んでいきたい

高い街

見降ろせる川

いろいろなものをつまみ食いしながら

生活している女性が

その眼差しを僕に向けて

旅に出る

もどらない

今はどこにも存在しない店に行く

音みたいな人間の彼女

孤独はファンタジー

20代の頃、夜の窓を眺めながら、虚ろな気持ちで聞き流していた音楽が、気になりふっと口をつく。

裸で、草をむしる、孤独はファンタジー

今のままでいい

今のままでいい

棚を漁り、引っ張り出してみると

なんと、その曲にタイトルなどなかった。

そもそも、アルバムの20以上の曲すべてにタイトルがついていなかった。

歌っている男の名前だけが書いてあり

青空のなかに、笑顔でたっている男がいるだけであり、雲などなかった。

夜も夕暮れも昼も、その音楽はただ透き通っていた。

助手席の彼女には、お経にしか聞こえず、それはかつての自分とあまりかわらないが

いま、音楽は空気のように身体に入ってきた

いまのままでいい

裏声でギターを弾く、あこがれのアーティストの実家の二階で、録音されたのだと書いてある

僕を導いていたその音楽家は、彼のことを、草むらのなかで見つけたステキな昆虫だと

記している

天才がいたのだと

空気を吸うように

心をあらわしている

歌声は空に吸い込まれていく

天才で狂っている

突き抜けるような青さは、日常のどこにもいない

いまのままでいい

孤独はファンタジー